新規カテゴリーで投資勉強。このカテゴリーでは主に投資についての書籍を読み終えた後に、軽めにメモ・レビューする形で進行しようと思う。要するに読書感想文です
注意)この記事は他の日記よりは長くなります
一冊目は
9割の負け組から脱出する 投資の思考法
著:広木 隆 ダイヤモンド社
内容に一通り目を通した上で僕がレーダーをつけるとこんな感じでしょうか(某社の某ゲームシステム丸パクりリスペクトし2時間を要しました)
初回なので各パラメーターについて上から時計回りに
★PRACTICALITY 実用性
本の内容が株式投資のスキル向上に役立つかで高いほど実用書で、低いほど解説書系のつもり
★UNIQUENESS 独自性
他の本にはなさそうな長所や特徴があれば高くするつもり
★EXPERIENCE 経験
本の書き方が投資家もしくは証券アナリスト的な視点かで判断、投資家寄りの視点なら高くするつもり
★READABILITY 読みやすさ
文章がわかりやすいか、また表現や場合によって翻訳が適切でなく読みきれなかった場合低め(一番曖昧なスコア)
★CONTENTS 内容の充実性
タイトルで期待した通りの内容が書かれているだろうか?この数値は辛め判定のつもり
一つ注意として僕が主観のみでつけた値。したがって各々の書の優劣を数値にするものではないし、もちろんここで僕がつける評価が読者の方にとって期待通りの内容を保証するものではないということを明記しておく。
前置きが長くなりましたがこの本の要点は3つでしょう
・日本の株はフェアバリューか
バブル以降の株価は20年以上も低迷が続いていたが近頃(出版時点で2013年6月)PBRが1倍を超えたばかり、PBR1倍未満ということは期待されておらず1倍以上の部分は成長を期待されたプレミアムであるということ。
しかしながら5年に1度は大きな調整がくるものである。
・未来の株価と個人が投資するなら
プロだろうが素人だろうが未来の予想を立てれば当たったり外れたりするものである。個人で買うなら小型株の方が大口が入るには非効率、それゆえに割安な株価が放置されている、しかし本質を見極めないとそれは万年割安株という罠も。
2年前の本とは思えないほど日経平均株価がこの辺まで期待してもいいだろうと指標をもとに予想を立てている。結果論の後出しじゃんけんの本とは違うなと。
”誰でも高尚になれる”
相場が悲観時にリスクを挙げる”気分的な悲観主義”よりもポジティブ要素を見出す”楽観主義は意志”である。
・物事には二面性がある
金利の変動は貸す側と借りる側にそれぞれプラスとマイナスで働くし、インフレとデフレにおいても良い面も悪い面もある。
余談が多いですが読みやすくてあっという間に読みました。内容では個別銘柄を買えでなく景気動向やインデックス投資についてが多いように思います。銀行株を買うということについても参考になりました。
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