かなり間が開きましたが再開して五冊目。
日本経済の鉱脈を読み解く 経済指標100のルール
著:鈴木 賢志 かんき出版
こちらも図書館で借りた本ですが、正直に言いますと自分の期待に沿った本ではなかったです。
ざっくりと内容
- 日本と海外の経済指標を順位比較をまとめた本
- 経済指標の本なので、株式に関する情報なし
表紙が目について選んでみましたが、内容はあまりしっくりきませんでした。
投資に役立つかと聞かれれば首を傾げる内容です。Amazonの評価を見て借りるようにしてますが、レビューもそんなにないので評価しづらい本であるのは間違いないです。
特長
- 大分類6章から30区切りの構成で、選択的に読める。
- ページレイアウトやグラフスタイルが統一感があり見やすい。
短所
- タイトルに記載されている100のルールに該当する箇所が不明瞭。
- 読破するには、各章ごとにまとめやデータの入手元が入るのが煩わしい。
この本は残念ながら、あまり良い評価を与える事ができませんでした。
指標データの集めに傾向しがちだと思います。出版時点のデータは2012年のものが大半であるため、最新の指標を確認したい場合は各章のアドレスから参照すれば入手はできますが、あくまで指標を参考に自ら答えを導いてくださいね。といったようなヒント集でした。もちろん解説はありますが。
経済の勉強をする上では役に立つかもしれませんが、ネット活用が当たり前になった時代ですので需要があるのかどうかはわかりません。また、数値データが多く出てくるのであまり頭に残ってないというのも事実。
やや辛口になりましたが、この本の着眼点としては海外の在住経験を持った著者ならではだと思います。日本に定住していたらあまり気にならないことでさえ、海外と比較することで改めて日本の課題点や感心するところを見つけられるかもしれません。