スマホでGMO CFDが使いにくいと思う理由

さて、今回早くもGMOのCFDほぼ撤退考えている理由ですが、主に不満は2点。
執筆時点(2018/2/4)での記事となりますゆえ悪しからず。

 

不満1.UIの洗練が甘い

 

まず初めにスマホでトレードするためにアプリを導入しましたが、
アプリ内の移動が格納式ボタンメインで使いにくいです。
不満がほとんどこれに起因するといっても過言ではないでしょう。

アプリの完成度というかユーザビリティが低い点が目立ちます。

 

↑ ウォッチリストから各銘柄を押して開くときにプルアップメニューで
「トレード」「スピード注文」「チャート」「キャンセル」
が表示されるのですが、一律でトレード画面に移行でいいと思います。
このようなボタンは”YES” or “NO”の重要な意思確認に用いるべきで、
銘柄選択毎に提示してくるのは煩わしく思うポイントですね。

ちなみにですが、上の画面は全銘柄のタブを選択した状態です。
ウォッチリスト選択時は保有銘柄の有無に関わらず、保有銘柄タブ選択がデフォルトの模様。
ここも設定させてくれないのは地味に不便。

さて、ここでは「日本225」、「トレード」を押して次に進むことにします。

 

↑ 銘柄「トレード」画面が開けました。必要最低限の情報はここで確認できます。
BIDを押すと「売り注文タブ」へ、ASKを押すと「買い注文タブ」に移行できます。
上の画像では真ん中”9”の値が今の瞬間のスプレッドとなります。

銘柄変更ボタンで”参照履歴”と”ウォッチリスト”の「トレード」画面にも飛べますが、
前に戻るボタンを実装してくれたほうが直観的でいいかもしれない。

「チャート」が見たい時は画像の赤矢印をつけているボタンを押します。

 

↑ するするっとメニューが沢山出てきました。
青矢印を付けた項目が「銘柄固有」のそれぞれのボタンですが、他は共通のもの。
メインとサブメニューを一か所にぶっこんだ結果、操作性を損なうことに。
青矢印を付けた項目は「トレード」画面で切り替えできるほうが良いのでは。

今回はさっきの「トレード」画面に戻って注文を入れてみましょう。

 

↑ ポジション、注文方法、数量、スリッページを入力すると確認画面になります。
設定で省略もできるようですね。

うん、確認画面で概算のポジション額がわからない。
画像は成行注文ですが、指値にしても合計額を算出してくれないようです。
自分の頭で計算するしかなさそうですが、発注ミスに気づきにくいように思います。
「再入力」「注文」とでていますが、ここで「キャンセル」ボタンじゃないのかと
ツッコミたくなるし、何よりもボタンの配色が同じというのはどうなんだ?

保有ポジションの確認も直観的な位置に動線が引かれているといい難いです。

CFDの”デモ”アプリだったらえらく高クオリティですねという感想です。

 

不満2.特定銘柄のスプレッドが高い

 

これはある部分仕方ない部分もあるのですが、
上記の銘柄「日本225」であればスプレッドは9でした。
取引単位は10倍でJPYベースなので、片道当たり90円のスプレッド差となります。
これなら調整額抜きだと上場ETFを買うより小規模なら安いコストになりそうです。
ポジションに対して0.1%未満のコストですからね。

しかし、私が目当て(口座開設の契機)にしている銘柄はいずれも現時点

・米国VI(取引単位1・スプレッド価格比約0.35%)
・米国ベア1倍ETF(取引単位1・スプレッド価格比約0.35%)
・米国VIブル2倍ETF(取引単位1・スプレッド価格比約0.65%)

という具合になっています。2倍銘柄はともかく1倍銘柄を仮に
10万円分立てるとスプレッド中央値固定として往復併せて約350円かかるわけですね。
急騰後に書いてるのでこれでもスプレッドの割合が減った値だと思います。

株なら同じ銘柄であれば大抵手数料の上限があるんですが、
CFDは立てた分だけかかるので積算して痛手になるかもしれません。
(トレードがうまければ資金効率メリットで気にしなくていいと思いますが)

手間が許せばIB証券で片道1ドルで済みそう(要確認)なので偉く差がでそうです。

 

ということで個人的には本腰をいれて使う口座にはなりえないかなという感じ。
でもでも、経済カレンダーアプリとして使うなら優秀かもしれませんよ。